インナードライとは?改善方法は?迷ったら、保湿を!!
夏に起こりやすい肌の乾燥、インナードライという言葉を最近良く聞きます。
冬場の乾燥ならわかるけれど、夏に肌が乾燥?と不思議に思われる方もいらっしゃるのでしょうか。
実は夏だけではない肌のインナードライについてその原因と対策をまとめました。
そもそもインナードライってどんな状態?
肌のインナードライとはそもそもどんな状態のことなのでしょうか。
これは言葉のとおりですが、肌の内側が乾燥している状態のことを言います。
これは通常の乾燥肌と異なり自覚症状があまりないという点で、知らず知らずのうちに進行していることがある症状です。
肌は適切な水分量を保つために、肌内部が乾燥し始めると、それ以上の水分蒸発を防ぐために皮脂を分泌してフタの役割をします。
これは体の機能として正常な状態なのですが、水分蒸発のために分泌された皮脂を「テカってる」「部分的に脂性肌なのよね」と除去してしまうと、肌内部の水分の蒸発を防ぐフタがなくなってしまい、肌内部の乾燥を進行させてしまいます。
また、この水分蒸発によってさらにそれを防ぐべく皮脂が分泌されるため、肌にとって悪循環となってしまうのです。
肌は適正な水分を保持できていれば、必要以上の皮脂分泌を減少させることができます。
脂性肌・混合肌だと思っていた方が、実はインナードライという乾燥肌だった!ということも少なくありません。
肌の乾燥はシワやたるみの原因となるだけでなく、うるおいや弾力にも影響する避けたい症状。
見た目の乾燥ではなく、目に見えない肌内部の乾燥がインナードライです。
夏はインナードライになりやすい?
汗をかく夏は、汗の水分で乾燥肌とは無縁のような感覚がありますが、これがインナードライにつながるきっかけとなってしまうことがあります。
肌の潤いを保持するための水分と汗は別のもので、汗をかくからといって保湿スキンケアを怠ると、肌内部の水分が不足した状態になってしまいます。
また、夏はエアコンなどの利用により空気の乾燥から肌の水分が蒸発してしまい、インナードライに拍車をかけてしまいます。
夏の間の保湿不足が秋冬の肌の乾燥に影響し、肌の表面・内部共に乾燥してしまうという状況になりかねません。
インナードライを防ぐためにしたいこととは?
まずは水分補給が第一です。
季節を問わず保湿力の高いスキンケアアイテムを利用して、肌の内部が乾燥してしまうことを防ぐ必要があります。
また、水分補給のために欠かせないのが、その前段階である洗顔です。
メイクの汚れや毛穴に皮脂汚れがあるまま化粧水などを使用しても、肌の内部に水分が浸透する入り口や通り道がないため、その効果を得ることができません。
クレンジングや洗顔料を利用して、肌の汚れをきれいに取り除いてから化粧水などを使用することによって、効果的に肌の水分補給をすることができるようになります。
加えて、補給した水分を逃さないためにクリームを利用してしっかりとふたをすることも重要です。
化粧水は潤いを与える効果があるものの、それを肌にとどめておく力はなく、外気の環境によってすぐに蒸発してしまいます。
寒い季節だけでなく、夏の暑い季節でもきちんとクリームを利用して水分の蒸発を防ぐことによって、インナードライの予防・改善につながります。
インナードライか脂性肌か?迷ったらまず保湿を!
美容クリニックで肌診断をしてもらえば、インナードライなどもすぐにわかるかもしれません。
しかしそういった機会がない場合は、まず保湿をしっかりと行いましょう。
肌が適正な水分を保つことができるようになれば自然と皮脂の過剰分泌は収まりますし、脂性肌の方であっても保湿が重要であることには代わりがありません。
暑さからできればかんたんに済ませたいと思ってしまうスキンケアですが、夏こそ保湿をしっかり行い、インナードライ、ひいてはその乾燥を原因とするシワやたるみを予防していきましょう。