肌がたるむ3つの原因と対処方法
肌がたるむと老けた印象を与えます。
たるみができているだけで、10歳ほども老けて見られるともいわれています。女性ならいつまでも若々しくいたいですよね。
たるみの原因は主に3つあります。原因によって対処方法が違うので、原因を知ってそれに合った適切な対処をして、たるみを防ぎましょう。
1.肌弾力の低下
2.表情筋の衰え
3.猫背
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肌弾力の低下
肌の弾力とハリは、真皮層に存在するコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸によって支えられています。
ところが、これらの成分が減少をすると、肌の弾力が低下をしてたるみにつながあります。コラーゲンなどが減少する原因は4つあります。
1つめは紫外線です。
地上に届いている紫外線には、紫外線A波と紫外線B波があります。
紫外線A波は真皮層にまで到達をして、コラーゲンやエラスチンを変性させます。
また、コラーゲンやエラスチンなどを作る線維芽細胞がダメージを受けて、コラーゲンなどの生成量が減少をします。
これ防ぐためには、紫外線対策をしっかりすることが大切です。
曇りや雨の日でも紫外線は地上に届いているので、日焼け止めや日傘などを活用して紫外線を防ぎましょう。
2つめは生活習慣です。
コラーゲンやエラスチンなどを作るには、ビタミンC、タンパク質、鉄分など、さまざまな栄養素が必要です。
偏った食事をしていると、コラーゲンなどの生成が十分できなくなります。
また、肌の修復は寝ている間に行われますが、睡眠時間が足りないと肌の修復がしっかりと行えません。
そのため、バランスがよい食事をとり、しっかり睡眠時間を確保することが大切です。
3つめの原因は乾燥です。
肌表面は角質層で構成されていますが、角質層の水分量が減少をすると真皮の水分を十分に保つことができなくなり、真皮の負担となってたるみます。
たるみの予防のためには、保湿ケアが大切です。ヒアルロン酸やセラミドで保湿をしましょう。
4つめの原因は加齢です。
赤ちゃんの肌にはコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸がたっぷりと存在しているので、肌に潤いとハリがあります。
ところが、40代ころになると赤ちゃんの半分程度に減少してしまいます。加齢は防ぐことができません。
表情筋の衰え
表情筋とは、表情を作る筋肉のことです。表情筋は皮膚を支えているのですが、表情筋が衰えることで皮膚を支えきれず肌がたるみます。
あまり人と話しをしない、パンやパスタなど柔らかいものばかり食べている、笑うことが少ない、といった方は表情筋の衰えに注意が必要です。
表情筋は鍛えることができます。表情筋を鍛えればその上の肌をしっかりと支えることができ、たるみの予防が期待できます。
簡単にできるのが「ベロ回し」です。口を閉じて、歯の表面に沿って舌をぐるっと回します。
右回りに20回、左回りに20回それぞれ行いましょう。ベロ回しは口周りの表情筋を鍛えるのに効果的で、口周りのたるみ予防が期待できます。
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猫背
猫背になると、自然とあごを突き出したような姿勢になります。あごをつく出すと、首の後ろ側が縮み、首の前側は伸びます。
顔の皮膚と首の皮膚はつながっているため、このような姿勢を続けていると顔の皮膚が下に引っ張られたたるみます。20代でたるみが気になる方は、姿勢が悪い可能性があります。
デスクワークをしていると、いつの間にか猫背になっているので注意が必要です。ときどき姿勢を意識してみましょう。
正しい姿勢をとりやすいクッションもあるので、こういったものを使用するのもよいでしょう。そして、肩甲骨を少し寄せるようにイメージをしてみてください。
まとめ
これら3つがたるみの原因となります。それぞれの原因にあった対処方法をすることで、たるみの予防・改善が期待できます。
思い当たることがあれば改善をしていきましょう。