たるみを予防・改善するために摂りたい成分は?
たるみの原因は、真皮に存在するコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が減少をすることです。
これらの減少を防ぐためには、化粧品でのケアと食事でのケアが必要になります。
化粧品でケアをしている方は多いと思いますが、食事でケアをしている方は少ないのではないでしょうか。
普段の食事がコンビニのお弁当や菓子パンだという方は要注意です。そうでない方も、食事の見直しをしてみましょう。
たるみの予防・改善のために摂るりたい成分が、大豆イソフラボン、アミノ酸、ポリフェノールの3つです。
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大豆イソフラボンの働き
大豆イソフラボンには女性ホルモン様作用がある成分で、女性ホルモンの分泌量が少ないときは働きを補ってくれます。
生理後は肌の調子がよくなりませんか。女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがありますが、生理後はエストロゲンの分泌が優位になり、肌がきれいになるのです。
大豆イソフラボンはエストロゲンのように働くので、肌のハリやツヤアップが期待できます。
大豆イソフラボンは大豆製品に含まれています。豆腐、納豆、豆乳、味噌、ゆばなど、さまざま大豆製品があるので、いろいろな食品を食事に取り入れてみてください。
大豆イソフラボンはサプリメントでも摂取できますが、サプリメントの場合は過剰摂取にならないように気をつけてください。1日の摂取上限は70~75mgです。
必ず製品に記載されている摂取量を守りましょう。
アミノ酸
肌のハリを支えているのが、真皮層に存在するコラーゲンです。コラーゲンはアミノ酸で構成されています。アミノ酸が足りなければ、コラーゲンの生成を促すことはできません。
人間には体内で合成できないので食事から摂取する必要がある必須アミノ酸が9種類あって、9種類すべてを摂取しないと体内でうまく利用できません。
食品によってアミノ酸バランスが違うので、さまざまな食品を食べてバランスよくアミノ酸を摂取しましょう。
特に良質なタンパク質を含んでいる食品は、卵、肉、魚、大豆製品などです。
そして、コラーゲンの生成に重要なアミノ酸がプロリンです。プロリンはゼラチンに多く含まれています。
ゼラチンは低カロリーなので、ダイエット中の方もカロリーを気にせずに摂取できることでしょう。無味無臭なので、さまざまな料理に加えることができます。
味噌汁やなべ物ならアミノ酸が豊富な食品を一緒に摂取できるのでおすすめです。
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ポリフェノール
ポリフェノールとは、植物に含まれる色、苦み、渋みなどのもとになっている成分です。
コラーゲンやエラスチンなどの生成を促すためには、血流をよくして酸素や栄養を細胞の隅々に届けなければなりません。
ところが、活性酸素が大量に発生をすると、血液がドロドロになってしまいます。
私たちは呼吸をしなければ生きていくことができませんが、呼吸をする際に取り込んだ酸素のうち2%ほどが活性酸素になります。
また、ストレス、大気汚染、喫煙、添加物、睡眠不足などで大量に活性酸素が発生をします。
身の周りには活性酸素が大量に発生する原因があふれているのです。
ポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素から体を守ってくれます。それにより、血液がサラサラになることが期待できます。
血液がサラサラになれば、酸素や栄養が細胞の隅々に届いて、肌代謝がよくなることが期待できます。
ポリフェノールはさまざまな野菜や果物に含まれていますが、特に注目されているのは、ブルーベリーやアサイーなどに含まれるのアントシアニン、緑茶のカテキン、カカオのカカオポリフェノールなどです。
まとめ
たるみの予防・改善のためには、化粧品でのケアだけでなく食事でのケアも大切です。これら3つの成分を意識して摂取をして、たるみの予防・改善を目指しましょう。